黄金色に染まる実りの東北!未来に向って歩きはじめた、東北の今を伝える【東北まぐ!】
2011/10/11 発行 ※画像が表示されない方はこちらからご覧下さい | 配信中止はこちらから |


毎月11日に配信している「東北まぐ」は、3号目を迎えることができました。
東北一帯が、そよ風になびく稲穂で黄金色に輝くこの季節、市場には色とりどりの食材が溢れ、神社からは祭り囃子が聞こえて来ます。
震災200日を経たいま、多くを失った沿岸部の街ではあたらしい生活を切り開こうとする人々が、知恵と勇気を持って前進しています。
生まれ変わる土地と、それを育む人びとの熱意。そんな東北の"今"を知ってもらい、足を運ぶきかっけとなることを願って、最新号をお届け致します。

![]() 藤崎の前に飾られた、8万羽の千羽鶴七夕 ![]() 藤崎販売促進部 小笠原順子さん |
仙台の老舗デパート デパート。それは、ただ単に買い物を楽しむ為だけの場所ではなく、人が集い、笑顔を見せる場所、つまり「平穏な日常」を最も感じる事が出来る場所なのです。宮城県仙台市の老舗デパート「藤崎」。仙台の地に商いを起こしてから190年を越える、宮城県民の誰もが愛する存在です。「宮城の皆さんが、早く日常をとり戻せるようにお手伝いをしたい」という、藤崎・販売促進担当の小笠原順子さん。震災以降に売上が好調な商品を聞くと「ブライダルリングやペアリングが好調なんですよ」とのこと。藤崎は、東日本大震災以降、「希望へ復興へ」というスローガンを掲げ、地元宮城を奮起させるイベントを行っています。東北3大祭りに数えられる仙台七夕まつり。毎年藤崎は、地元一番店として巨大で豪華絢爛な七夕飾りが人気だったが、今年は復興の想いを込めて、宮城県内190の小中学校の子どもたちが希望を込めて織り上げた千羽鶴を飾ったのです。その数なんと80000羽。80000人の子供たちが1羽ずつ祈りを込めて織り上げ、羽の部分に願いを書き込みました。「まけるな東北」「仙台市が笑顔いっぱいになりますように…」。今年の数ある七夕の中で一際輝いていたそうです。
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起死回生に掛ける漁師たち
仙台から2時間。北上川沿いに車を走らせると、美しいリアス式海岸の町、雄勝に到着します。雄勝湾は世界屈指の養殖地として知られ、カキやホタテ、銀鮭など高級魚の養殖が盛んに行われていました。3月の震災を受け、養殖設備や港が全壊。避難や転出の影響で人口はかつての1/4にまで激減し、 町も大きな痛手を負いました。 こうした中、地元の漁師さんたちが新しい取り組みを始めたと聞き、現地へ向かいました。 |
![]() 代表の伊藤さん ![]() 12人の仲間と全国の支援者に支えられ漁を再開
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被災した水産業者が次々と廃業を決める中、老舗缶詰メーカーが果敢にも会社の再建にのり出した。かろうじて柱と壁の一部が残された倉庫で、残骸に埋もれた商品を掘り起こし、事業復活に希望をつなぐ人々がいる。
ふたたび人の行き交う街を目指して、復興へあゆみ始めた被災地。
木の屋石巻水産の挑戦を通して、その長いみちのりを追いかけてみる。
(連載3回目:前回はこちら)
![]() 泥のなかに80万缶の缶詰が埋まっている ![]() ハエ取り紙はすぐに真っ黒になる
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「埋まっている缶詰を買い取りたい。」東京の飲食店の申し出がきっかけとなり、缶詰の掘り起こしが始まった木の屋石巻水産。予想以上の注文が継続的に入るようになり、4月の初旬からは動ける社員が総出で作業に当たった。小さなスコップでヘドロを慎重にかき分け、缶詰を一つ一つ掘り起こす。粘りつく重油まみれの泥を洗い流し、ブラシで磨き上げ箱に詰めていく。土曜日や祝日にも休みなく、カシャカシャと缶を洗う音が周囲に響いていた。水道も電気も止まったままの石巻漁港一帯で、ここだけが人の気配に満ちていた。 |

生まぐろの水揚げ量が日本一と言う塩釜港。三陸沖の良質の海産物が集結する町なので、人口あたりのお寿司屋さんの数が日本一多いという逸話もうなづけます。塩釜仲卸市場で出会った看板娘は、斉藤初子さん。近海まぐろの専門店、斉藤商店のおかみさんです。
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![]() 旬のメバチまぐろがおすすめです! |

![]() ストーブがまだまだ足りません! ![]() 布団乾燥器をお届けしました |
8月号で紹介した"すとおぶ1万個プロジェクト"では、数十台のストーブが集まり出荷準備が進んでいました。スタッフの黒田さんは「東北の冬は、猛烈に寒いんです。どこかに不要なストーブが眠っていないか、友人や実家などぜひ周囲にも協力を呼びかけて欲しい」と訴えます。第一便は、10月中旬に宮城県の仮設住宅や被災家屋に暮らす方々に届けられる予定。
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岩手県にある創業100年の老舗醸造メーカー、佐々長醸造さんの”雲丹(ウニ)しょうゆ”を紹介致します。昔ながらの木おけで熟成させた無添加の丸大豆しょうゆがベースで、日高産の昆布と県産シイタケで味を整え、仕上げに三陸のウニを加えたそうです。こだわりは、ウニそのものを入れたこと。エキス配合だけでは真似できない、やさしい風味が特徴です。 ![]() 高級感あふれる黄金のパッケージで、¥1,260 |
![]() 秋田杉の木おけで醸造される
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編集長: 寺坂直毅
取材: 岸田浩和
スタッフ: 野瀬紗也佳
発行元 :株式会社まぐまぐ
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配送技術:株式会社アットウェア http://www.atware.co.jp/
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