かつお漁を終えた漁船が三陸の港に戻ってきました。活気づく市場と町に伝わる熱気。「東北のいま」をお伝えします【東北まぐ!】
2012/07/11 発行 ※画像が表示されない方はこちらからご覧下さい | 配信中止はこちらから |


気仙沼の唐桑では震災後初のウニ漁が始まりました。船や道具を失い途方に暮れていた人々も、たっぶりと身のつまったウニの重さを右手に感じ、再起の想いを確かめます。明日を描き始めた人々の熱が集まり、活気を取り戻しはじめた浜。
みなさまが東北に足を運ぶきっかけとなることを願って。「東北まぐ」12号をお届け致します。

~くじらの町によみがえる熱気~ |
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![]() 開店前にもかかわらず行列ができた、女川の臨時即売会場。 ![]() ずっしりと重い鯨肉のブロックを前に「おれ、これ好きなんだよ」と笑顔を見せる地元客。 ![]() 大和煮缶を水菜に和えるだけで、「鯨のしゃきしゃきサラダ」が出来上がり。 ![]() 「美味しいくじらをどうぞー」鯨ベーコンと赤肉を手にする、市立女子商業高校の生徒たち。 |
宮城県女川町の万石浦に「鯨(くじら)祭り」と書かれたのぼりが勇ましく並んでいます。くじら祭りとは、石巻の老舗缶詰会社「木の屋石巻水産」が企画する、地元では恒例となった鯨肉と鯨缶詰の即売会です。この日は、親交のある蒲鉾会社「高政」の駐車場を間借りする形で、鯨肉や大和煮缶詰を販売する露店を出しました。開店前の午前8時過ぎには、待ちわびる地元のお客たちが行列をつくり、周囲はにぎやかな雰囲気に包まれています。レンガのような大きさの赤肉を3つも買い求めた仮設住宅に暮らす老夫婦は、「こんど孫たちが遊びに来るから、竜田揚げ作るんだよ」と顔をほころばせながら話してくれました。
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ピンチの中から生まれた「移動保育」の挑戦 |
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猪苗代湖畔の原っぱを、元気に走り回る子ども達の姿が見えました。用水路でアマガエルを捕まえた男の子が歓声を上げています。その周りに、ほかの子ども達が集まってきました。「ねぇ、カエルさんおうちに連れて帰っていい?」という少年に、お兄ちゃんが「カエルはこの田んぼに住んでるんだから、返してあげようよ」と諭しています。
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![]() 「あっ川がある!」歓声を上げた子供たちは、一目散に用水路へ向かった。 ![]() 他の施設とも連携して「移動保育」の参加機会を増やして行きたいと、代表の上國料さん。 ![]() お外で気兼ねなく遊ぶのは、何日ぶりだろうか。 ![]() 子供たちが「これ僕のお弁当だよ!」と見せに来てくれた。 |

~10年後の未来を描く東北の右腕たち~ |
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![]() 黒沢さんは、東京の大手IT企業を退職し地元岩手に戻った。 ![]() ほとんどの建物が残っていない大槌市街では、打ち合わせ場所もプレハブだ。 ![]() 黒沢さんのノートには、「新しい町を作る。」という文字が刻まれていた。 ![]() 「右腕派遣」に取り組むNPO法人ETICでは、報告会やマッチングイベントを今後も開催する予定。
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岩手県沿岸部の大槌町では、仮設住宅の運営を支援する「地域支援員」の打ち合わせが行われていました。地域支援員は仮設住宅の集会所に常駐し住民に声かけしながら、困りごとや要望を行政につなぐ役、外部支援者による集会所でのイベント、物資配布の手伝い役として業務を行っています。こうした支援員は被災により失業した地元の方からなり、自治体の負担軽減と雇用創出として機能しています。 |

交流の宿「ゲストハウス梅鉢」 |
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東北旅行の起点となる仙台に、被災地ボランティアやバックパッカーたちが絶大な信頼を寄せる宿があると聞きました。ゲストハウス「梅鉢」です。JR仙石線・苦竹駅(仙台市宮城野区)から徒歩7分の住宅街にあるこの宿は、昨年8月にオープンした収容15名のゲストハウスです。2部屋の個室と男女別のドミトリー(相部屋)がそれぞれ1室づつあり、素泊まりは1人¥2500円から利用出来ます。リーズナブルな宿泊料金もさることながら、梅鉢の魅力は快適な共有スペースにあります。漆喰が塗られた土間にはソファーが並び、宿泊者同士の交流の場となっています。「一人で行っても寂しくない」「被災地を行き交うボランティア達の情報が口コミで入ってくる」と、他の宿にはない魅力がここにはあるようです。
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![]() 旅好きのオーナー夫妻がお出迎えします! ![]() 和風の落ち着いた相部屋(ドミトリー)。清潔な室内と快適な共有スペースは安宿の概念を覆す。 |

![]() 最初は味そのものを楽しめるロックから試飲。 ![]() グリーンとゴールドを基調にした高級感がありながらも落ち着いたデザイン 福島の風出逢い 1460円 |
ゴチまぐ!編集部
今回ご紹介するのは福島県のそば焼酎「福島の風出逢い」です。この焼酎が生まれたそもそものきっかけは2003年。福島市内でそば屋「峰亀」を経営する斎藤武二社長が、特産品のそばを使った焼酎を何とか事業化したいとの思いから、福島県飲食業生活衛生同業組合の戦略室長でもあった、福島大学経済学部の西川和明教授へ相談。企業や県庁などから人材が集まり発売元である「プロジェクトF21」が発足されました。その後、モンドセレクションの評価なども受け着実に人気を伸ばしています。
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編集: 岸田浩和 梅澤恵利子
ゴチまぐ: 関 裕作
スタッフ: 野瀬紗也佳
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